皇居一般参観-皇居内(2.2km)を歩いて参観-
皇居周辺を歩いていた時に、皇居一般参観の看板を発見し、気になり参加しました!
定員の数も300人と多いので、整理券配布時間ぎりぎりに行っても大丈夫だと思います!
皇居一般参観とは
実施時間
午前の回
整理券配布 午前9時~
受付開始 午前9時30分~
参観開始 午前10時頃
参観終了 午前11時15分頃
午後の回
整理券配布 午後0時30分~
受付開始 午後1時~
参観開始 午後1時30分頃
参観終了 午後2時45分頃
定員
事前申請手続の定員:各回200人
当日受付の定員 :各回300人(先着順。整理券を配布)
※18歳未満の方は、成年者の同伴が必要。
休止日
・7月21日から8月31日までの午後
・12月28日から翌年1月4日までの日
・行事等の実施のため支障のある日
参観方法
当日受付 皇居桔梗門前で配布する整理券を1人1枚ずつ受領すること
持参が必要なもの
本人確認ができるもの(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)
コース
桔梗門(入門)➡窓明館➡富士見櫓下➡宮内庁庁舎前➡塔の坂➡宮殿東庭➡正門鉄橋(渡ってから折り返し)
➡宮殿東庭➡宮殿北車寄前➡山下通り➡宮内庁庁舎前➡窓明館➡桔梗門(出門)
超ざっくりですがこのような道順で皇居を巡ります
皇居桔梗門前で整理券配布
こちらの看板の裏側に並びます!
どれくらいの人が並んでいるのでしょうか?
ずらー!
12時20分に桔梗門前に行きましたが、すでに行列!
先着300人ギリギリセーフかな?と少し不安になりながらも…周りを見渡すと綺麗な松の木があります🌲
12時30分、整理券配布の時間です。後ろを振り返ると…ものすごい人が並んでいます。
無事に整理券をGET!179番目でした✨️
12時30分になると、皇宮警察の方が整理券配布にやってきますよ!
ちなみに後ろの人は全員入場できました!「あと10人入れますよ!」と声を掛けていたので、その日は時間を過ぎても空きがありました。
桔梗門
係員の指示があったらいざ!入門🏯
こちらが桔梗門✨
手荷物検査を受け、参観申込書への記入と提出をして、「窓明館」へ入ります
窓明館では、多くの方がいまかいまかと皇居参観を待ちわびています。
外国人の方が多い印象です。ここで参観の説明を受けます。英語、中国語、ロシア語などいろんな言葉で説明をしてくれるので、外国人観光客も安心です。
今この時しか買えないお土産も前方左側で販売しています!
では、皇居参観start→です👟
窓明館を出るとまず見えてくるのが、「旧枢密院庁舎」
旧枢密院庁舎
枢密院は、天皇の最高諮問機関として、1888年に創設。大日本帝国憲法草案の審議や、皇室に関する事項、憲法に関する法律・勅令、条約の承認などの諮詢事項を担当していました。しかし枢密院は、1947年に廃止され、現在は存在していません!
枢密院の建物は、皇宮警察本部として現存しています。また国会議事堂のモデルになった建物でもあります。よく似ていますね!
皇宮警察の方の後を歩きます!それにしても姿勢が良い✨
旧枢密院庁舎の次に見えてきた建物…そう!「富士見櫓」です
富士見櫓
石垣の上にそびえる「富士見櫓」。石垣の高さは約15m、櫓の高さは約16mです。皇居東御苑の南隅に立つ櫓ですが、皇居側から見た方が綺麗で圧倒的な存在感があります!
「櫓」は、城の隅など重要箇所に造られる防御施設の役割をもった建物です。かつて江戸城には多くの櫓がありましたが、現存する櫓は、富士見櫓、伏見櫓、巽櫓の3つとなりました。
富士見櫓は、明暦の大火(1657年)で焼失しましたが、その後間もなく再建、天守の代用としても使われていました。将軍が富士山や両国の花火、品川の海を眺めたといわれています!
今では周囲に高い建物が多くなり、富士山は見えなくなってしまいました
そして、富士見櫓を後にし、見えてきたのは「宮内庁庁舎」
宮内庁庁舎
かつての旧宮内省庁舎。現在は宮内庁舎として使用されています(1935年竣工)
戦前の宮内省は、職員6200人を擁する巨大組織でしたが、戦後は分離独立などにより縮小。1947年に宮内府となった際は、職員1500人ほどとなっています。
宮内庁庁舎を抜けると見えてくるのは、新年一般参賀で目にしたことも多いでしょう「宮殿東庭」
宮殿東庭
宮殿東庭は、新年及び天皇誕生日に一般参賀が行われている広場。一般参賀では、天皇皇后両陛下・皇族方が「長和殿」中央部ベランダで、国民からの祝賀をお受けになります。また、宮殿東庭の地下は駐車場になっていて、約120台の車が収容可能です🚗
長和殿は宮殿の東庭に面し、最長160mの長大な建物
右側に見えるものは「松の塔」。国民からの寄付で造られた照明灯で、若松の葉をかたどり、強い生命力を表現しています。上端の輪は古代女性の装身具釧(くしろ)を象っています。
そして中門を抜けると…「二重橋」。皇居一般参観も折り返し地点に到達です!
正門鉄橋(二重橋)
正門鉄橋は、通称「二重橋」と呼ばれています。江戸時代、この場所に「西の丸下乗橋」といわれる木橋が架かり、濠が深く橋桁を支えるために二重構造になっていたことが名前の由来です。
一般参観は、この二重橋の上を歩いて渡ったところが折り返し地点となります!
伏見櫓と橋灯
二重橋から見える多門櫓を備えた「伏見櫓」と「橋灯」。伏見櫓は京都伏見城・松の丸にあったものを徳川2代将軍秀忠が移築しました!橋灯はいまは、LEDで大変明るくなっています✨️
写真撮影などでお濠にスマホなどを落とさないよう、ご注意ください!万が一、落とされても回収は不可能のようです!
私たちは日本のグループ、その他は英語圏のグループ、中国のグループ、ロシアのグループと言うようにグループ分けされています。他のグループも次々と二重橋に登場です!
Uターンをしてもう一度宮殿東庭を眺めます!
宮殿屋根から中国の伝説の鳥「瑞鳥(ずいちょう)」が見守っています。瑞鳥はめでたいことが起きる前兆を表す縁起の良い鳥
ちなみに重さは900㎏、避雷針役でもあるそう⚡️
長和殿と平行して建つ正殿は、床が一際高く造られた格式の高い棟。松竹梅の部屋があり、松の間では内閣総理大臣や最高裁判所長官の親任式などの行事が行われる場所です。さらに奥に連なる表御座所は、天皇陛下が御公務を行う部屋などがあります
新年一般参賀の準備をしています!
松の塔。装身具釧までの高さ16mです!
富士見櫓を横目に、次は「宮殿北車寄前」へ向かいます✨️
宮殿北車寄前
長和殿北端の北車寄は、国内の賓客が宮殿に参入される際の玄関口。北車寄前では、内閣総理大臣の親任式などの記念撮影が行われ、入口前の黄色い絨毯が敷かれた階段で撮影するのが恒例となっています。
北車寄前を横から見ると!
近くには松の木がこんなに!
宮殿東庭で見た「瑞鳥」の反対側にはもう1つの瑞鳥が👀
そして、秋は紅葉が綺麗な「山下通り」を歩きます
山下通り
紅葉山の下を通る坂道「山下通り」には、色とりどりの樹木がいっぱい。少し長めの坂道となっていて、秋は紅葉がキレイ!
江戸時代の紅葉山の上には、徳川家康を祀る東照宮が建っていました。現在の山上には「紅葉山御養蚕所」があります。参観コースからは見えませんが、皇后陛下が毎年蚕を育てて繭を出荷し、翌年のために蚕の卵を採る作業をされている場所です!
山下通りを下るとT字路になり、ここを右に曲がります✨️
シダレヤナギ!
宮内庁庁舎に戻ってきました!
一般参観も終わりに近づいてきましたが…見どころはあと2つありますよ!
蓮池濠
毎年夏になると大輪の蓮の花が見られる「蓮池濠(はすいけぼり)」。一面が緑と蓮の花で埋め尽くされる風景は圧巻とのこと!
石垣の上には、かつて江戸城本丸の武器を収めていた白い建物「富士見多聞」が水面から20mの高さにあります。
蓮池濠と遠方に武道館の屋根👀
ドラクエのスライムみたいで可愛い♡
最後は「シャチホコ」と「菊紋」!
どんっ!桔梗門にはシャチホコが堂々鎮座!と、菊の紋章です。
菊紋とは、菊の花や菊の葉に由来する家紋。菊紋の中でも「十六葉八重表菊」は天皇および皇室を表す紋章です。皇室から下賜されたもの、将軍足利家から賜ったものなどが武家で用いられています。
名残惜しいですが桔梗門に帰還です🏯
宮内庁の方によると、午前中の回のほうが人が少なく、ゆっくり見られるそう!午前中に皇居参観、午後からは皇居東御苑を散策する過ごし方も楽しそうですね!
ストラップを返却するのを忘れないで下さい!
桔梗門を出て、その先の小さな門を抜けおしまい!
基本情報
【お問い合わせ先】
宮内庁管理部管理課参観係 電話 03-5223-8071(直通)
電話対応時間 午前8時45分から正午まで、午後1時から午後5時まで
※日曜日、月曜日、祝日(土曜日除く。)
私たち日本人でもとても楽しめました!外国の友人を誘って一緒に参観したら、喜ぶこと間違いなしです!
皇居周辺は、日本の文化を感じられる素敵な場所ですね!この日は12月24日、紅葉もばっちり見られて大満足の観光となりました!